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どれほど歩いただろう。
疲れているのかいないのかすらもわからない。
最初は気持ち悪かった砂の感触すら麻痺してわからない。
この小さな粒になんの価値があるのだろう。
どこまでも続く砂の大地
考えてみれば、この砂に助けられている
後ろを振り返れば、足跡があり私の過去がわかる。
もし、この無数にある小さな粒が一粒でもなくなれば私は地の底に落ちてしまうのではないか。
いや、間違いなく落ちてしまう。
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