第一章

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フリックたちは最上階へ着いた。 しかし、一歩遅かった。 ゴゴー…………ーシュ~…[何だよ⁉このでかさ] [驚いたか] サイクロプスの上にリアという男が浮いていた。 [残念だな⁉もうサイクロプスは召喚し終わった。] [待て⁉これをどうやって倒すんだよ💢] [ま~⁉頑張れ。じゃあな]リアは消えた。もちろん黒い影も消えた。 [ちっくしょ~💢どうすればいんだよ💢] こんなところで考えられない……… マジ⁉ピンチ?…… サイクロプスはこっちに気ずいたのか、両手を挙げおもいっきり手を地面に叩きつけた。 それは地震にもなった。 [うわ⁉こいつ…クソ…] 地震で立てなかった。 [グガーーー⁉] サイクロプスはどうやら興奮しているようだ。 このままでは死んでしまう………… そしてサイクロプスの手がフリックの方へ向かってきた。 バシッ――――――ン⁉ [うわ――――っ⁉] 幸い壁にぶつかった。 あれを食らったらヤバイ…フリックはそう思った。 [クッ…………………] だがフリックは意識を失いかけ、立てなかった。 しかしサイクロプスは容赦なくこちらへ向かってくる。 額からビームが出てくるところだった。 [ん?……………あの額。]フリックはそう考えながら無理やり立ち逃げた。 ビームをよけ、サイクロプスの背後に回り、サイクロプスを観察した。 [やっぱあいつ……額が苦手なのか⁉] [何で分かるのよ?] ウンディーネが聞いた。 [あいつ……ビームを出し終わったときすぐに額のところを手で抑えてたし、もしかしたら⁉] [そんな⁉あてずっぽでいいの⁉] [今はやるしかない⁉] サイクロプスはフリックの方へまた向かってきた。 [今だ⁉] [無理よ⁉] ウンディーネが叫んだ。 他の精霊も心配した。 [ガーーーーーーーー] サイクロプスはあわてて手でフリックをはらったが当たらない。 [いっけーーーー💢] グサッ……………… 見事フリックの剣がサイクロプスの額に刺さった パリ―ン…………… [えっ???] だがあまりにも額が固く、剣が刺さる前に折れてしまった。 [[フリックー―⁉]] 精霊たちが一声に叫んだ。 [フガーー…💢] パシーー…………ン… フリックは飛ばされた
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