第一章

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ここは平和な島・イルージャ島、この島にしか存在しない樹や葉がたくさん生えています。もちろん雑草だって珍しい種類がたくさんあります。 ところが………そんな島で起きた不思議な事件(?)は次から次へと人々を困らせてます…… その不思議な事件とは最近マナの塔に魔物が住みついてること。ただでさえ塔に近寄らない魔物が住みつくのはとても可笑しいのだ…世界の危機はここから始まった…………… [村長⁉今日も稽古つけてくれよ⁉]いきなり家のドアを叩き村長目掛けて言い放した。 [フリック、おはよう⁉まだ朝の5時だよ⁉ん?今日は何だか気合いが入ってるね?どうしてだい?] [別にいいじゃん⁉さっ⁉早く裏庭に行こ⁉] 笑顔満面なフリックが言った。 裏庭とは村長の家の裏庭のこと。そこでフリックたちは日々剣の稽古をつけてもらってるのだ…しかも村長に⁉ [村長~早く来てってば⁉] [はいはい💧] 二人は裏庭で稽古を始めたとき、村長の家の玄関からとても小さな男の子が叫んだ [そんちょ~さ~ん⁉いますか?そんちょ~さ~ん]あまりにも大きな声なのでビックリしてしまい [ポッ…ポップ⁉ビックリしたじゃないか💧今日はどうしたんだい?] 頭のターバンがズレた… [おばあちゃんが呼んでたよ⁉早く来てだって] [おばあちゃん?もしかしてとなりのかい?] [うん⁉] [わかった…すぐ行くよ] 準備をする村長にフリックが [村長⁉そりゃないよ💧] [おにぃちゃん⁉僕がいるじゃないか⁉] [いえ、遠慮します💧] 剣の稽古相手にまだ幼き子どもと練習はさすがに気がぬける [フリック、ちょっと留守番をしてもらえないかい?] [?いいですけど?] [ありがとう、じゃ、二人ともお留守番よろしく頼みますね]と言って隣のばあさんの家に行った [二人?ちょっとまて?二人ってまさか……ポップもかよ⁉] [悪い?] [いえ…] 悲しむフリックでした [お~モティ⁉やっと来たね、ささっはやくわげに入りんさい]おばさんが言った。モティとは村長の名前らしい…ちゃんとした本名… [や~やにば~さん⁉お久しぶりです⁉]頭を下げ一礼するモティ。どーやらおばあさんの名前はやにーらしい [今日はどうしたのですか?いきなりこの朝から?][ちょっとな…ちと話があるんや…ま~マナについて……]目が一瞬ギロッとなった […………]息を飲むモティ…
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