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[おい⁉タンブルっちょっと待てよ]
[どうしたの?まだ歩いたばかりでしょう?………それとも、もう疲れたの⁉]
[いや違くて……💧]
タンブルは首を横に傾げた[……精霊連れてきてないじゃん💧]
[あっ…………………⁉]
タンブルは思わず転ぶとこだった。
[フリック⁉何で早く言わないのよ💢]
[いや、だって………つーかタンブルこそ俺の話そらしてばっかじゃん💢]
[ムッ💢…………それは💦……]
[それが何だよ?やっぱり図星ぃ?]
ハハーン⁉と笑うフリック
[…………フリックの話はロクでもないから聞いても無駄だと思ったの💦]
[え?何それ⁉俺のこと馬鹿だってこと💢]
[いや💧言ってないわよ………]
口喧嘩してても足を進める二人ともに後ろにいた精霊たちは呆然とため息しか出なかった
[な~ジジィ…言った方がいんじゃねぇの?]
[ま~まだ行かなくても良かろう💧]
一時間後
口喧嘩もようやく終わり、沈黙状態が続いた。だがやっぱりフリックはタンブルのことでイライラしてた。(くっそ~💢あの女にビシッと仕返しがしたい💢)
辺りを見渡しても、何もなくただの一本道で森の中。下手に動けば迷子になってしまい、自分が馬鹿にされてしまう。
この状態がこのまま二時間続いた。
ザッ………………………
[着いたよ。マナの塔に…]
[何か今にでも現れそうだな💧この辺の草とか葉が生えないし💧]
[おかしいわね?早く行ってみましょ⁉]
ドアに近づくと後ろから何かが飛んできた。
石だった。
[石?後ろから?誰かいるの⁉]
タンブルは叫ぶが返事がない。
[どうしたんだよタンブル?後ろに誰もいるはずないだろ⁉ほら、入るぞ⁉]
ギィー…… ……
マナの塔は神聖な塔であり、誰も決して許可を得ない限り入れるはずのない塔に物凄く気配を感じる。
もちろん魔物のだ………
[なんだろう?誰もいないように見えるんだけど所々にキノコ?どうして?]
[あれ魔物だよ⁉タンブル⁉援護を頼む⁉]
[え?あ…うん]
矢を構えるタンブル。
[もらったぁ~⁉]
スカ………
見事にフリックの剣を普通によけた魔物は立ち上がり逃げ出す
ヒュッ――
グサッ……………………
[ゲッ…タンブル💧]
魔物は矢に刺さり身動きが取れなかった。
[フリック⁉見てないで早く倒してよ]
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