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[あっごめん💧]
フリックの剣が魔物に突き刺す
シューーー………………
魔物からは変な液体が流れ出し、溶けていった。
(ちぇっ💧あいつ調子に乗りやがって……)
心の中で何度も叫ぶ悪口はタンブルには聞こえてない
[まったく💧フリック?あんたいつもモティさんに稽古つけてもらってるんでしょ?あれぐらい一発で倒してよ。矢がもったいないじゃない]
[俺は頼んでませんが?]
[あら?あんた私に口喧嘩で勝てると?]
[💢……………………]
言い返せなかった。
そのころマナの塔の頂上に黒い影たちが何やら話をしていた。
話と言うよりも殆んどが無口な状態だった。
そんな黒い影からリーダーっぽい男が現れ、1つの剣を見せた。
[お前たち。これがあの聖剣か?ただの錆の剣だな?]
[…………………にしか……………見えません………]
[よし、…だがこれがもし聖剣だったらお前たちは昇格できたのにな…]
[すみません………………何せこの塔にあると聞いて探して…………これが刺さってました。]
[どこにだ?]
[アスファルトにです……][まったく💧使えんやつらだ💢これじゃ魔物を塔に入れたのが水の泡だ💢これじゃセル様に………]
[すみません……………]
[もうよい💢帰るぞ💢]
[…あの…]
[何だ?]
[さっきから下から気配を感じます]
[何のだ?]
[人間です……………………]
[お前たち💢言うのが遅いわ💢]
ゴンッ……………………
鈍い音が空じゅうに聞こえた。
[ま~あれだ。どうせ暇だし、その人間たちを見に行くか。]
[はい……………………]
黒い影は瞬く間に消えた。
[フリック~おいてかないでよ💧]
息をきらしたタンブルが叫んだ。
[まだ階段のぼったばかりだろ?]
フリックはまだ余裕だった。
[だからって早く行かなくても、………………………………キャー―――――]
[タンブル⁉気をつけろ。そこ、穴が…………って?あれ?]
後ろにタンブルの姿はなかった。後ろにはただ真っ暗な穴があった。
[ゲッ⁉まさかあいつ……]
そのまさかだった。
タンブルは穴に落ちてしまったのだ。何処に繋がるのかはフリックもタンブルも分からない。
[お~い⁉タンブル~]
タンブル~………
タンブル~……
タンブル~…
タンブル…
タン…………
結構深かった…
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