第一章

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[キャッ⁉] ドーーン………… [いった~…ん?ここ何処かしら?まさかマナの塔にこんな地下があるなんて……] タンブルはマナの塔の地下に落ちたようだ。 よくみれば辺りは真っ暗くランプの1つもない。そして人の死体?のようなものも転がってる… [臭⁉なにこの匂い⁉] 歩きながら独り言を言い放した。とたんにタンブルは人の頭蓋骨に足を取られ、転んだ。 [いや⁉くっさ~い💢きたな~い……💢この骸骨ムカつくわね💧……] また独り言を言い放した [出口探さないと……でもここ狭いわね。出口なんてあるのかしら。] [ここに…あるわよ⁉] [え?誰⁉] いきなり後からとても大人びた声が聞こえた。 そして間もなく下から黄色い光が放たれる…… [こんにちは、タンブル……] [ルナ~⁉どうしてここにいるの?] タンブルは大喜びでルナに訪ねると、ルナはクスッと笑い始めた。 [な……なによ⁉いきなり笑い出すなんて……私臭い?] [ううん違うわ……ただ私たちずっとあなたたちの後ろにいたんだけど……気ずかなかったの?] [後ろに?………………………あっ⁉あの石ね⁉] [ええ⁉そうよ。一応アピールしたつもりだったんだけど…] [ごめんなさい💧気ずかなかったわ]何だか言って、二人は結構話をした。時間は約40分。 [そいえば皆は?あなたさっき私たちって言ったからてっきり他にもいるかと💧] [皆はフリックのところに行ったわ。タンブルが無事だって言いに。] [ありがとうルナ⁉よし、じゃあ出口を探しましょ。] [えぇ……] そのころ…………… [そうか。タンブルにはルナがついてるから先に……か…] [ええ⁉そうよ。何か不満でもあるわけ?] [いや、あるもなくも…何で精霊が皆俺んとこに?] [堅いことは言わないの⁉]ウンディーネが何故か指揮ってた。 [そうじゃ若いの。こんなくだらないことはおいて、さっさと上へ行くのじゃ] [何だよ……………ずっと隠れてたくせに。] [わしらを呼び忘れた者は誰じゃっけ?] [タンブルに言ってくれー💢] [おいおい💧まだ階段の一階じゃないか?しかもまだ半分も昇ってないだろ…] [誰だ💢] フリックは何処からか聞こえる声に反応し、剣を構えた。 [ヒュー……なかなかな構えだな] 口笛をしながら空中から現れた。
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