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「都希って先輩だったんだな!俺てっきり…ってお前!なんで都希に抱き着いてるんだよ!!?」
あぁぁ…王道君だ……
こんなうるさいのは王道君しかいない…。
回りは突然入ってきたモジャモジャ生徒に呆然としている。
王道君は俺の前まで来ると、大声で言う。
「都希!なんでこんなのに抱き着いてるんだよ!!」
いや一方的に抱き着かれてるだけデス。
…めんどくさそうだから話を変えよう。
「王道君、おはよう。俺に何かようかな?」
と、笑顔で聞くと、王道君は顔を赤くした。
やめてくれ。君に顔赤くされても萎えるだけだ。
「えと、俺、都希と話したくて…都希を探してたんだ!」
…え?
何その好きな人を見るような目は………
「ってかお前離れろよ!都希が嫌がってんだろ!」
あ、せっかく話変えたのに戻っちゃったよ。
でもこのままだったら王道君うるさいし、優に離れてもらお。
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