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「都希様！大丈夫ですか…？」
親衛隊がまだ俯いている都希を心配そうに見つめる。
「都希！男がめそめそしちゃいけないんだぞっ！」
「アンタは黙ってて!!」
「なんでだよっ!!」
「もう！うるさいなぁ!!」
ああ～っ！親衛隊うるさい！
もう一度文句を言ってやろうとした、その時。
「…ぷっ…あっはははは！」
都希がいきなり大声で笑い出したんだ。
「も、我慢できない！…あはは、王道君が王道すぎ!!な、名前が…！いーと…まき、ま……っあはははははは!!」
「…と、都希…？」
なんかめちゃくちゃ笑ってる…
おーどー？ってなんだ？
それに、いーとまきま？
俺は意味不明な言葉についポカンとしてしまう。
すると、ひーひー言いながらも笑いを堪えていた都希が、俺を見てまた吹き出す。
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