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私は、トキハに向かう為に交差点を渡ります。
うろうろしながら、人々に声をかけている彼を、遠目に見ながら・・・
気になった私の足は、彼のいる場所に向かって歩いていました。
彼のいる前で止まります。
彼も、私の存在に気が付きました。
不安そうな顔をしながら、私の所に近づいて来ます。
私は、彼を見ながら笑顔で
「大変そうですね? どうしました?」
と心の中で、語りかけました。
その笑顔で、自分の存在に気がついてくれたと感じたのでしょう。 彼は、今までの苦労を話てくれました。
公園のベンチに座り、話を聞いていました。
もう彼は、自分の置かれた状況を理解しているみたいでした。
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