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2011/7/1
この日私は休日で、別府市内をブラブラしながら買い物をしていました。
別府駅の中で、コーヒーを飲みながら何気に外を見ていると、異様な光景を目撃する事になります。
20代後半のカップルが、歩いているのですが、その男性の肩に女子高生が背負われる状態で、ついているのです。
思わず飲んでいるコーヒーを、吹き出しそうになりました。
そのカップルは、私の近くの席に座りました。
男性の方は、何かやたら疲れている様子です。
仕方ないですが…
席が近くある為、カップルの会話が聞こえて来ます。
『最近、大丈夫?
疲れている感じがするんだけど』 と彼女
『うーん、何か最近調子が悪くてさー ダルいんだけど』と彼
『病院には、行った?
行ったほうが良いよ、今度一緒に行ってあげるから』と彼女
『病院? 行ったよ
でも、原因がいまいちわからないって感じで、言われたよ』と彼
その後、店員さんがカップルの前にコーヒーを出します。
彼は、コーヒーをかき混ぜながら話していますが…
背負っている女子高生の髪の毛が、コーヒーカップの中に、入っている状態です。
そんな事は、本人は知りませんから、コーヒーを飲み会話をしています。
私は、吐き気を抑えコーヒーを飲みあげました。
心配している様子の彼女が、彼の横に寄り添う様に座りました。 すると、背負われた女子高生の頭が動いたのです。
濡れた髪の毛の間から、物凄く怖い視線を彼女に、向けています。
突然、彼の様子がおかしくなりました。 苦しそうです。
見ると、彼の首に女子高生の手が回り締めている感じです。
『かはっ! ゲホゲホゲホゲホゲホ
苦しっ! ゲホゲホゲホゲホ』
彼の苦し様子に、オロオロする彼女。
彼女が、店員さんに水をもらいに席を立つと、彼の首の手が緩みました。
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