だから君が好きなんだ

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付き合い始めた時のことを思い出すと、今でも笑っちゃうよな。   入学式から数日、授業のオリエンテーションや登録手続きの日々が続き、キャンパスには至る所にサークルの新入生獲得に必死の顔をした先輩たち。   そう僕、「大野祐希」は今年晴れて大学生になったのだ。 新しい土地、新しい出会い、僕のちょっとひよわな胸の中は、不安と、でもそれ以上にこれから起きる出来事への期待でいっぱいだった。
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