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「えっ?誰?」
醒治は驚いて、辺りを見回してみるが誰もいない。
ピカッ
雷のような真っ白な光が醒治の前に降ってきた。
「うっうわぁ!!」
醒治は腰を抜かして驚いたが、光の正体を見てまた驚いた。
「ららららら、雷神?」
そう、学生時代に誰もが教科書で見たことがあるであろう雷神がいたのだ。
「如何にも、だが雷神というのは肩書きで本当の名は高賀丸と言う、皆からは“コウちゃん”と呼ばれておる」
「コウちゃん…」
醒治はコウちゃんはキツいと思ったが、怖いので言わなかった。
「ところで、高賀丸さんはどうしてここに?」
さりげなく“コウちゃん”に抵抗してみた醒治。
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