7/12
前へ
/12ページ
次へ
「本当にどうしたの?」 そんな…今にも 泣きだしそうな顔をして…。 「私…、  迷惑をかけては…  いけないと思って…、  ずっと…  訊けませんでしたし…。  もう…、  分からなくなって  しまって…」 「もう少し聞かせてくれる?」 …原因は 僕にあるみたいだから。 「お仕事が忙しいのは、  分かっているのですが…。  不甲斐無いです。  ずっと、  帰って来られていないので、  私は…。  私の事を、  もう好きでは  ないのではないか…、  と思うときが、  ありまして…」
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加