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ガシャン!!
「己等俺に学校全体で突っ込んで来といてそんなもんかい!!」
頭と口から血が出ている一人の男が叫んだ
『…フー…フー…っるせぇな!!』
多くの不良がうめき声をあげながら教室の中に寝転んでいた
「なめとんか我ぇ!ここの2、3年まで呼び出しといてからにぃ!!」
ここは東京にある学校で、
不良が多いことで有名な学校
『ふっ……!先輩からも同僚からも嫌われてっから…先輩もヤル気満々なんだよ……!』
の…… 筈なのによう……
どう言う……ことだよ…
俺等に加勢してくれてた先輩も、村山に一瞬でやられて全滅した
『ふっ……!
勝者臆病者が……!』
「訳の分からんこと言うとんちゃうど!!」
ガン!
俺はそいつの顔をめっちゃ力を入れて殴った
『っ……!』
[っ…何だこれは!!!]
知らん間に学校の先生が教室に走ってきとった
ピピーッ!!
サツか…。
[またお前か!村山ぁー!!]
「ポリはしゃしゃっとんちゃうど!!」
ダッ!
ガキッ!
俺は倒れてへん机にとんでいって、ポリに跳びげりをした
[ぐわぁっ!]
「ポリの腕一本潰してもなんも変わらんやろ?」
俺は倒れたポリの近くにしゃがんで、手にもっとったバットを自分の右肩にのせた
[ひっ……!や…止めてくれ…!]
ニヤッ
ボキッ!
[ギャーっ!!!!!]
俺は何の躊躇いもなくポリの腕をバットでおった
次の日から、東京の学校に不良が居ろうが居るまいが、俺の噂は一気に広まった
響歌高等学校の不良達が
事のきっかけを作った一年の喧嘩に学校中の不良達が参加し、
潰すはずだった一人の不良に―
一瞬で全員がやられたと―
そしてそいつは
藤中高校に転校したと―
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