「響歌高等学校」

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『はぁ?』 『加西も柏木も日高も…村山も…全部おめぇが仲良くしてた奴じゃねぇか…!なんでいっつも簡単にてめぇは裏切んだよ!!!!』 俺は缶コーヒーの残りをイッキ飲みして向日に言うた 『分かったような口聞くんじゃねぇよ!!!!』 『てめぇはほんっっっとうに昔ッからそのウザさかわんねぇなぁ…。もう俺に近付くんじゃねぇよ…。俺とおめぇはもうなんの関係もねぇんだ』 向日はそう言うと俺等が居った場所から離れた 『…チッ……!』 ガコン! 俺は飲み干した缶コーヒーを蹴飛ばした まだ12時か…。 俺は学校に一瞬戻るか迷ったけど、家に帰ることにした 藤中高校から原チャで6分ぐらいで帰れる所に俺の家はあった 俺の家はボロイ今にもでっかい地震が来たら、壊れてまいそうなアパートの2階にある ガチャ 『くっさ…!』 部屋の中がやたら酒臭かった 玄関に入ると、親父の靴が雑に脱ぎ捨てられとった 居間に行くと、親父がソファーに座って寝ていた 顔を見ると、真っ赤でどうやらやけ酒したようだ 『ざけんじゃねぇよ…。クソオヤジが…!』 俺は家に居ることに嫌気がさして、私服に着替えると、二人乗りが出来る出かける時用のデカイ原チャに乗って学校に行った キキー 俺が校門に原チャを止めたとき、 「あーきーらー!!!!!」 村山が猛ダッシュしてきた 『スススストップー!!!!』 「なぬー!?」 ドテッ! 村山が止まれずにそのまま俺と原チャをよけてコケた 「彰~どこいってたんよ~さみしかったやないかぁ~」 村山がずっこけたまま俺に言うた 『ちょっとな。あ、メアドとケー番交換しよや』 「あい。」 村山はコケたまま俺にケータイを向けた 『送るで?』 「あい」 「キター!!!!送るで?」 『あい。』 『キター!』 『つうか早く起きろよ(笑)!』
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