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村山が藤中高校に来て一週間が経った
村山の事をあの話しでしか知らん人は村山を見かけてビビってたけど、
2、3年以外、村山を見かけると自然と話しかけるようになった
どうやらもう村山は1年の中で馴染んだみたいだ
「あーきーちーんー!」
教室に向かう途中の廊下で村山と一緒になった
村山は何故か俺と一緒にいようとしてる
『何だよ』
「名前呼んだだけや~」
『なんだそれ(笑)』
まぁ、1年の中で唯一村山の背中を知る人だし、ちょっとだけ話聞いただけでも親近感はわいていた
けど…
「あきちん、どないしたん?」
『え?別に』
ガン!
急に聞かれて同様していたのか、教室のドアにぶつかった
『…。』
俺は無言でドアを開けて自分の席に座った
『あきちんボーッとしてっとすぐあーなんだよな(笑)』
「そうなん??」
『うるせぇまっつー(笑)』
『俺寝るから昼飯食うときになったら起こしてくれよ』
彰はそう言うとすぐ自分の席で寝た
「なんや、彰最近お疲れなんか?」
『あれ?言ってなかったっけ?これ言っていいかわかんねぇけど、あきちんのおやじさん借金ばっかでよ。今はちょっとずつあきちんが夜に肉体労働で汗かいて一生懸命働いてんだ。あいつにもプライドっつーのがあるみたいでよ、俺等に弱音1つはかねぇ。あいつ無愛想で中々笑わねぇ奴だけどよ、逆に一言いって俺等をわらかしてんだぜ』
俺はその話をクラスの佐藤から聞いた
「そうやったんか…。」
『多分、今月の借金の返済する額の期限がもう近いんだと思う。』
まっつーが佐藤の次に言うた
『今日、給料貰うんじゃねぇかな。』
「彰…。」
俺は、彰の話を聞いとると自分が歩いてく世界が急に嫌に思えてきた
借金どうこうの仕事も…こっちの世界の奴等の仕事やもんな…。
泣いて、土下座してきても…
関係なく奪ってくもんな…
「グスッ…。俺…感動…。」
『お前マジ泣きじゃん(笑)!』
「まっつ~!!!!!!!」
『あー。。よしよし(笑)』
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