「響歌高等学校」

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『彰ー!起きろよー!』 「ん…?」 チャラが俺を起こしてくれた 『あきちん、お水いる?』 キャバが彰にペットボトルの水を差し出した 『サンキュー。左目の眉毛取れてんぞ』 俺がそう言うと、キャバは急いで直し始めた それを見てその場にいた皆が笑った 「彰ー!お前のパン買ってきたでー!」 村山が袋を持って、教室に入ってきた 「俺、彰が今食いそうな奴考えてこうてきたんやけど、、、」 『おー!サンキュー』 彰は袋をのぞくと、すぐパンにかぶりついた 『彰ー。大丈夫かよ。クマ出来てんぞ』 クラスの松下が俺の顔をのぞいて言うた 『ただの寝不足だっつーの(笑)!』 彰が4個目のパンを食い終わったとき 『よしっ!』 彰が勢いよくたって、キャバがあげた水をイッキ飲みした 『ちょっくら行ってくるわ』 彰はそう言うと、教室から出ていった 『いってらー!』 「あのよう」 俺は皆にちと気になった事を聞いた 『……てことだと思う。』 『俺等もあんまあいつとかから聞いたことねぇからよくわかんねぇけど』 『でもよう、もしなんかあったとしてもお前暴れらんねぇんだろ?それが、ここの学校の理事長との約束なんだろ……?』 『ここのは強引な事で有名だからな…。特にお前は響歌の事でマークされてっから…。』 『それに、やっさんの息子って時点であいつはお前をブラックリストにいれてるだろうよ。あいつ…俺等の問題とか全部調べあげるからな…。』 「…ちと電話してみるわ」 俺は携帯を取り出した 『誰に?』 「俺の仲間。。、、、あ、外山?ちょい調べて欲しい事があるんやけど、、、」
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