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「風よ」
風の刃がグラトニーを切り裂くために暴れ狂う。それがグラトニーの腕を切り離す。
が、もう片方の腕で刀を投げつける。
それを俺はよける。
「後ろ、がら空きですよ」
振り向く前に刀を後ろにまわす。
間一髪、なんとか受け止めた。
そこには、腕がきっちりついたグラトニーがいた。
「何でお前が」
「私が答えるとでも?」
距離をとりつつグラトニーは笑う。
ったく、思考が読めないし、俺の苦手なタイプだ。
「まあいいや、ぶっ倒しながらかんがえればいいよな」
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