15人が本棚に入れています
本棚に追加
目覚めると既に時計は午後3時を回っていた。
思っていたよりも、肉体に疲労が蓄積していたようだ。
「まぁ、今日は休みだから良いか」
そして、コーヒーを飲みながら今日の予定に、考えを巡らせる。
「久しぶりにキャバでも行くか。」
そう考えると、いてもたってもいられず、すぐに準備に取り掛かる事にした。
もちろん息子がおっきしていたのは内緒だ。
…数時間後、電車に揺られながら繁華街に向かう俺がいる。
ドアのガラスに写るのは、黒髪で片側だけ目が隠れ、七分丈の黒のシャツにジーンズを履いた男だった。
その頭の中にいるのは、いつも指名している“アキちゃん”の事。
今日こそは、お持ち帰りしてやる等の邪まな考えは無い。
…おそらく……
最初のコメントを投稿しよう!