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数分後ついにアキちゃんはきた。
紫色の光沢のあるドレスは肩と胸、太ももを激しく露出させ、明るいブラウン色の髪は上にもっている。
胸はCってとこか。
顔はやや童顔だがたれ目で愛嬌がある。
もろ、どストライクだ。
「ご指名有難うございまぁーす。アキです。」
「待った??」
「全然まってないよっ!!アキたんと会えるなら24時間まっちゃうにゃん」
…我ながら情けない……が、浮かれながら話を進める。
職場仲間の事や、最近のドラマの話をしていく中、アキは何度も頷き、笑顔をみせる。
「アキたん萌え…」
しばらくして、話題が無くなってきたので不意に昨日の出来事を話題に出す。
「ところでさ、昨日起きた時こんな黒い玉があったんだけど不思議じゃない??」
ジーンズのポケットから黒い玉をみせる。
するとアキちゃんの顔から次第に笑顔が消え、真剣な表情へと変わっていく。
「…私も持ってる。」
「ほえっ?」
意外な答えに俺は目を丸くする。
しかし、構わずアキちゃんは言葉を紡いでいく。
「勇助は、その玉について何も知らないの??」
少し考えるような素振りをみせ、
「私もうすぐあがりだから、店の近くのbarで待ってて…」
と言い席から離れて行った。
「店外デートきたこれ」
もちろん、断る理由も無いので、さっさっと店を後にし、指定された場所へ急ぐのであった。
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