昼休み

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昼休み

魔「…………」 アリス「…………」 幽香「…………」 食堂に着いた三人は言葉を無くしていた その理由は 霊「ふっ……!ひっく…!うぐっ……!」 食べながら号泣し、なおかつ喉をつまらせてる霊夢がいたからだ。 魔「…霊夢」 アリス「…あんた」 幽香「…不憫ね」 三人の心が完全にシンクロしていた 霊「さ……さ、け…!」 霊夢が必死に手を伸ばしながら魔理沙達に言う 魔「普通こういう時は水だろ……」 呆れた様に魔理沙が言い、アリスが飲み物を取りに行く 霊「水は…もとも、と…!ただ……!!」 幽香「…憐れね」 幽香が言ったときにアリスが戻ってくる アリス「はい霊夢、残念ながら水だけどね」 肩をすくめながら言う 霊「や、やむなし…!」 アリスから引ったくるように水を受け取り一気に飲み干す ~少女復活中~ 霊「助かったわ~」 4人でテーブルにつき霊夢が言う 魔「まったく…もっと落ち着けよ」 注文した酒を飲みながら言う アリス「外の書物によると学食ってのはそんなに美味しくないそうよ?」 膝の上の海人形を撫でて言う 幽香「まぁ、紫が私を招待するくらいだからその辺は心配無いと思うけど」 霊「え?めちゃくちゃ美味しかったわよ?」 霊夢が食べていたパスタの皿を名残惜しそうにフォークで引っ掻く 妖精メイド「お待たせしました♪」 注文して1分で出てきた 3人「「「早(いな・いわね)!!」」」 霊「そうよね全然待たなくていいのよ~♪」 嬉しそうに言う 魔「さて…」 アリス「味の方は」 幽香「どうなのかしらね?」 それぞれ呟きながら料理を口に運ぶ ちなみに 魔理沙→キノコ蕎麦 アリス→春の山菜パスタ 幽香→牛フィレ肉のステーキ 魔「お…」 アリス「へぇ…」 幽香「あら…」 三人「「「美味(いな・しい・しいわね)」」」 三人が感嘆の息を漏らす その頃外界──── 店員A「り、料理長!!」 ミシュラン三ッ星シェフ「ん?どうした?」 店員A「また料理が皿ごと忽然と消えました!!!」 シェフ「なん…だ、と……?」 店員A「ついでにさっき消えたパスタが皿だけ帰って来ました!!」 シェフ「そんな馬鹿な……orz」 紫「ふふ…御馳走様」 以上学食の秘密───
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