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「へくしゅっ!!」
「お?何だ風邪か門番」
「あ、いえ…大丈夫です」
「…美鈴、鼻水出てるわよ?ちょっと待ってハイ」
「あっすみません」
美鈴は咲夜に鼻水を拭いてもらう。
「…お前らってなんだか夫婦みたいだな」
「「っ!!」」
美鈴達は顔を真っ赤にして黙る。
「同じ反応するとことかかなり仲良いんじゃないか?お前ら
まぁいい…とりあえず目的地に着いたぞ」
そこには、これぞとばかりの笹が何本も生えていた。
「うわ~!いっぱいありますねー!!」
「まぁな」
「美鈴、笹なんてどうするの?」
「それは、た…むぐっ」
美鈴は思わず口を押さえた。
「た?」
「えっ、とですね…た…そう!この笹で焚き火でもしようかな~…って…」
「……怪しい」
「ゔっ…な、何故ですか?」
「だってこんな暑い日に焚き火だなんておかしいじゃない…
ねぇ…やっぱり私に何か隠し事してない?」
「~~~…な、何もしてないですぅううー!!!」
美鈴は一本の笹を引き抜きどこかへ飛び去った。
「何だアイツ?てか焚き火なら私が…ってどうした?」
「…美鈴が私に隠し事を…美鈴が…美鈴が…」
「…ダメだ聞いちゃいねぇ…」
妹紅は頭を掻いた。
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