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昔の約束
多分5歳の記憶…だと思う……
『あくあ~待って!!』
『なつみが遅いんでしょ?』
ザッ!!
『あっ!!
いたぁ~』
私は石につまづいてこけてしまった…
こけた拍子に膝を擦りむいてしまったのだ…
『わぁ~~』
ダダダッ
それでも、心配そうな顔をしながらも、捕まりたくなかったのか、明亜(あくあ)は先に走っていく…
周りは、川と砂利しかない…
家も無ければ、私達以外の人は誰もいない…
川の流れる音と、私の泣き声しかない…
…………………………
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