wander

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吉備団子なんて物語に関係のない物は持ち合わせていないので、僕はスカートのポケットに入っていた糸屑を、無理矢理マッドハッターの口に押し込んだ。 「もがぁっ!」 「さぁ食え。お前好きだろ。」 野菜ジュースではない。 そのまま涙目になっているマッドハッターの首元を掴み、僕は渾身の笑顔でみっくんを振り返る。 「じゃ、こいつ連れてくわ。」 「あ、おう。」 とてもあっさりとしていて、実にこのティーパーティーにおけるマッドハッターの不要さを感じられる返事でした。 「ちょ、まっ、ぼ、ボク・・ボクを見捨てないでええええええぇぇぇぇぇ」 「むにゃ・・マッドハッターは笑う・・マッドハッターは謳う・・マッドハッターは騒ぐ・・マッドハッターが教えるよ・・むにゃ・・」 「笑ってないし!謳ってもないし!騒いでるけど!」 「黙れ、ハダカカメガイ。」 「クリオネって言ってええええええぇぇぇぇぇ!」 お供が1人増えました。 旅を続けようと思います。
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