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頬が引きつる感覚を、初めて体感した。
「「りょう様!!」」
いや、僕今、でりとだから。
そこには、狐耳に、鮮やかな桃色と茶髪の混じった髪をした愛くるしい少年と、艶やかな着物に身を包んだキンパロン毛の青年が立っていた。
「えーと・・。」
「りょう様の第一の下僕、バチカミンです!」
「りょう様の愛らしいペット、あさです。」
「やめんか!」
話が崩壊するかと思いました。
気を取り直し、二人の青少年に向き直る。
「君達は?」
「俺達は、この扉の番人です。」
ピンク髪が言う。
「今から出すなぞなぞに答えられたら、この扉の鍵を渡しましょう。」
金髪が言う。
なるほどね。
ファンタジーっぽいな。
「では、なぞn「寄越せ。」」
「「え?」」
そんなことより僕は早く昼寝がしたいんだ。
「黙って鍵を寄越せっつってんだよ。」
最上級の笑顔でした。
さて、扉は開かれた。
改めて、カオスの世界の幕開けです。
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