逆痴漢

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次の日、僕はあの彼女に逢うのが怖くていつも乗っている車両ではない他の車両の隅にいた。 「きっと気付かれないだろう・・・。」 と正直高をくくっていたが、現実はそんなに甘くはなかった。 そう・・・彼女はいたのだ。 僕は逃げようとした。だが、電車はだんだんと人が増えてきて、いつもの通り満員になり後ろには彼女が立っていた。 彼女は僕の耳元でこう囁いた。 「今日はどうしてここにいるの?私から逃げられる訳ないのに・・・フフフ♪ ねぇ、答えは決まった?なるの?ならないの?まぁ元々選ぶ権利なんてないんだけどね♪」 僕は・・・もう身動きがとれないくらい身体が硬直していた。そして声も出すことが出来ない。彼女のことが怖い・・・と同時に何故か身体が・・・熱くなった。
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