逆痴漢

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その次の日も、またその次の日も・・・満員になりコーナーに押し込まれると同時に常に後ろから視線を感じるようになった。 最初は気にしないでいようかと思っていたのだが、その視線はほんとに強烈なもので、僕の心までも見通せてしまうような感覚にさえ陥ってしまうほどであった。 そうはいっても相手のことを全く知らないというわけにもいかない僕は、全神経を集中させて感覚を研ぎ澄ませ、相手の性別、匂い、チラ見して服装など調べた結果、どうやら女性・・・制服を着ているので高校生だということが分かった。しかも、僕よりはるかに背が高い(笑)170㎝以上はあるんじゃないかという女の子が僕の後ろに立ち、視線を浴びせかけていたようだった。
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