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乾きの血が巡って
飢えに飽き果てた瞳が
深い闇の底にある
孤独の叫びを照らす
裁きの傷を浮かべて
出口の見えない絶望だけが君の記憶ごと
感情の全てを埋めつくす
あの愛しき日々の夢は
氷づけの幸せと共に
二度と帰ってはこない
生きているなら聞かせてくれ
君のぬくもりを
抱いてキスしたまま殺してよ
真っ白な僕に戻してくれ
空いた心の穴満たしてよ
共に眠って癒してくれ
血に染まった記憶の欠片(カケラ)拾って君を思い出すから
せめてあの日に築いた純粋なままの愛をもう一度感じさせてくれ
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