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「お兄ちゃん!早く早くーっ!」
とてとて言いながらまるで飛行機の真似をしながら走り回る子供のように学校に向かう我が妹。俺の妹があんなに可愛いわけがない!
しかし、朝から疲れた……ぐすんぐすんな朝だった。仕方ないよ、逆らえないよ。
「お兄ちゃん。早く早くーっ!もぉーっ!」
「へいへい……ていうかおまえパンツ見えてんぞ」
「ふぇ……?」
今更短いスカートを後悔したのかは知らんが、徐々に温暖化状態になっていく妹。ついには真っ赤になった。
そして刹那の内にスカートでパンツを隠そうとする一つ一つの動作によだれを垂らした俺は紛れも無く変態だろう。しかし、しかしだ。今のこいつはそれだけ可愛いんだ。
「あうぅ……お兄ちゃんのばかぁ……」
可愛いなおい。食べてもいいよな?べつに食べても罪ではないよな?よしいただきま……。
「お兄ちゃんのばかぁ!」
ありゃりゃ泣いてしまった。しかもぽかぽか殴ってきたし、ぽかぽかって。
行動一つ一つが萌えだよ妹よ。
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