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－－フィーネサイド－－
姫が帰ってきたというので謁見の間に急いできた
扉を開けてなかに入ると知らない男が姫様と一緒にいて兵に囲まれている
ア｢ただいま、フィーネ！｣
姫はいつもみたいに声かけてきた
今日も聖女のように可愛らしい
モ｢丁度いい。奴が王女を誑かした、殺せ！｣
クズムシがいきなり命令するな!!
私は、姫様の騎士だ!!
貴様が姫様の婚約者でも命令を聞く義理はない!!
だが、今何って言った？
姫様を誑かした！
私の姫様を！
殺す！
誰か知らんがそこの男を殺す！
姫様を見ると何か言っている
されど、喧騒で聞き取れない
助けを求めているのだろうか？
きっとそうに違いない！
｢今お救いいたします！｣
兵に指示を出した次の瞬間、男を見失った
そう思った矢先、兵が吹き飛ばされる
何っ!?
飛ばされた兵の方をみるといつ出したのか長い太刀を構えて男が立っていた
どうやら剣でやられたらしい
男はまた一瞬で違うところに移動すると兵を吹き飛ばした
男の剣技は今までに見たことないものだ
私は、見惚れてしまった
強いな……
だが、私の姫様に対する愛に比べたら比でもない!!
我が剣の前に朽ちろ！
姫様！
今、お助け致します!!
｢フィーネ・フラシス全力で参る！｣
魔法で身体強化して戦いに身を投じた
－－サイドアウト－－
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