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--リョースサイド--
合図と同時に幻術を放った
『バッド・イルージョン』
光属性の魔法
対象が最もみたくないものを見せることができる
今までに試験を受けたものは皆降参した
どうもトラウマになるらしく再度試験を受けたがらない
リ「さて、彼はどれくらい耐えきれるかねぇ~」
フ「マスター!気を抜くと殺られますよ!」
フィーネが離れたところに結界を張って叫んだ
フ「零は、私の部隊を瞬殺したんです!」
リ「なんと、それは凄い」
フィーネの部隊は精鋭ぞろいで有名だ
リ「だったらすぐに……」
倒さないと
!?
膨大な魔力の流れを感じて振り向くと
零が呪文を詠唱している
零「……えいえんのひょうが!」
彼が呪文を言い終えると、
氷が部屋を侵食しはじめた
リ「くっ!?」
急いで結界を張った
防げた!
そう思った瞬間
リ「何っ!?」
結界ごと氷に呑まれた
馬鹿なっ!?
この結界は、急拵えとはいえ上級だぞ!?
それが魔法に呑まれるなんて!?
はやく出ないと、
結界を解除して身体強化をする
抜け出すために氷を叩くと
ガッ
リ「なっ!?」
弾かれた
氷があまりにも厚くて割れない
身体強化を強めて叩き続ける
--サイドアウト--
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