第一章 日常

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中にいた先生がこっちを向いた。 「おう遠藤、来たか」 遠藤とは俺の名字だ。 ……え? 俺の? 何で俺が呼ばれてるんだ? 「お前こんな成績でどこの大学行くつもりだ? ほれ、一学期の成績だ」 先生はそう言って俺に紙切れを渡してきた。 …………。 「3」ばっか。 この学校は10段階評価なので3と言えば5段階評価で言う「2」と同じだ。
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