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暗く、圧迫感で押し潰されそうな密閉された空間。
沈黙独特のこの場から今すぐにでも離れたくなるような重たい空気。
ピリピリと痛みを感じるほどの張り詰めた緊張感。
これ程居心地の悪い場所はそうないだろう。
「……では、この島でよろしいので?」
「うむ」
暗い影しか見えないにも関わらず、圧倒的な威圧感をモニター越しでも醸し出す大男が言った。
「承知いたしました」
燕尾服を身に纏った執事のような身なりをした男が、凹凸の無い滑らかな床に片膝をつき手を胸にあてがうと深々と頭を下げた。
その瞬間モニターが消え、部屋に明かりが灯る。
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