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「そういえば自己紹介がまだだったな、俺は格闘家のレオンだ、改めてよろしく」
「魔法使いのクレアよ」
「アルスって言います、よろしく」
三人の自己紹介が終わって、そこから雑談がさらに続いた。
「そうだ!今日は私がご飯作ってあげる!」
クレアは自信気に言ってきた。泊めてもらうお礼に今日は自分が作りたいのだろう。
「クレアは料理の腕"だけ"は凄いからな」
レオンはクレアと旅をしていたからその料理の腕前は知っているのだろう。
「"だけ"ってなによ!レオンの分作らないから!」
慌ててレオンはさらに付け足し褒めはじめる。
「クレア様は綺麗で魔法も上手く料理も上手くて素晴らしい人ですよ!」
「よろしい」
こうした雑談はずっと続いた。
「クレアの奴喋りまくって先に寝やがったな…」
どうやらクレアは寝たらしい。レオンはクレアの寝た様子を見ながら自分も布団を被る。
「疲れたんだよきっと」
アルスも同情にベットに入る。
「アイツ喋り疲れたって感じかもな」
アルスは思わず笑ってしまった、まさにそんな感じだ。ぐっすりと寝ている。
「俺は床で寝るよ、おやすみ」
どうやら泊まっている立場上レオンは気を使ったらしい。
ベットが二つしかないからだ。
アルスは譲ったのだが別にいいとレオンは断ったのだ。
アルスは少し申し訳なさそうにおやすみと言って寝たのだった。
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