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「じゃあご飯作るね!」
クレアはその日も台所に立ち料理の準備をしはじめる。
「え?今日も作ってくれるの?やった!」
二人はクレアの料理を待つ。
「できたよ!」
さっそく三人は食べる。
「美味しいよ!」
どんどん食べるアルスとレオン。
「なら良かったわ!」
三人はまた今日もたわいのない会話をする。
「そうだ俺ら明後日に出るよ」
「え?あ~そっか…二人は旅してたんだったな、すっかり忘れてたよ」
僅かな時間で三人はとても仲良くなったのだった。別れるのは少し寂しい気分だった。
するとアルスはふと思った。
「そうだ、二人はなんで旅をしてるの?」
そのとき二人が一瞬表情を変えた。
「あ…聞かない方が…良かった…かな…?」
アルスは申し訳なさそうに言った。
「なんか…ごめん…別に言わなくてもいいから」
「ねぇアルスになら教えてもいいんじゃない?」
「……そうだな、アルス聞きたいか?」
「うん…いいの?」
「ああ、別に言えないわけじゃないしな」
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