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「二人が…選ばれし…存在…」
アルスには正直少ししか理解できなかった。
「ああ…だから俺らは戦争を止めに旅をしてるんだ…」
「なんでレオンとクレアなんだよ…ただ言われたからってやらなくても…それは軍の仕事だろう…?」
「軍なんて…光のせいでいろんな人が犠牲になったのに…解決法も見つからない…使えねぇよ…」
レオンは本音を言った。
「私達両親は光に覆われたの…私達は地下室にいたから光は届かなかったのかも」
あの日の光を思い出したのだろう、クレアは俯く。
「戦争が終わったら光によって失った者達は甦るって言ったんだ、あの日の事はなかったことになるって、ただし勝たなければいけない…それは俺ら「選ばれし者」しかできないらしい」
クレアは俯いた顔を上げ
「だから私達は旅に出てるの…両親を助けるために」
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