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夜―――。
二人の話を聞いたあと三人は最後の就寝についた。
夢の中――。
「選ばれし者よ…未来を…運命を変えよ…」
夢の中でそんな事を言われたアルスは目を覚ました。
「ン~…ん~…?…夢……二人が見た夢と…似てる…まさか…な…」
昨日の二人の話が思い出される。
「おはよう!ご飯できてるよ!」
アルスは気になっていたが深く考えず、クリアに返事をし、席に座りご飯を食べる。
「今日で最後だな……」
しんみりした顔で言うレオン。
「そうだね…寂しいな…」
言葉にするとさらに寂しさが増し、悲しそうな顔をするアルス。
「アルスの幼なじみに会いたかったなぁ」
心残りがあるクレアにアルスは
「会う…?」
マリアを見せる事にしたのだ。
「いいの?じゃあ会いたい!」
そう言い三人は別の部屋に向かった。
「え?家にいるの?だったら早く教えてよ!」
「クレア…」
レオンはクレアを止める。
「レオンは気づいてたみたいだね…」
扉を開けるとそこには凍った一人の少女が
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