第一章 第三部 理由

4/6
前へ
/22ページ
次へ
夜―――。 二人の話を聞いたあと三人は最後の就寝についた。 夢の中――。 「選ばれし者よ…未来を…運命を変えよ…」 夢の中でそんな事を言われたアルスは目を覚ました。 「ン~…ん~…?…夢……二人が見た夢と…似てる…まさか…な…」 昨日の二人の話が思い出される。 「おはよう!ご飯できてるよ!」 アルスは気になっていたが深く考えず、クリアに返事をし、席に座りご飯を食べる。 「今日で最後だな……」 しんみりした顔で言うレオン。 「そうだね…寂しいな…」 言葉にするとさらに寂しさが増し、悲しそうな顔をするアルス。 「アルスの幼なじみに会いたかったなぁ」 心残りがあるクレアにアルスは 「会う…?」 マリアを見せる事にしたのだ。 「いいの?じゃあ会いたい!」 そう言い三人は別の部屋に向かった。 「え?家にいるの?だったら早く教えてよ!」 「クレア…」 レオンはクレアを止める。 「レオンは気づいてたみたいだね…」 扉を開けるとそこには凍った一人の少女が
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加