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次の瞬間男は鬼の形相で黒と白の2台のキーボードを引きずりながら追いかけて来ました。
ですが、私を驚かしたのは男が追いかけて来ることではなかったのです。
私の目はただただ男が引きずっている見覚えのある見るも無残な形となった黒い方のキーボードに向くばかりだったのです。
「それ俺のキーボォードォォォォォォ」
男は私の叫び声に驚き、さっきまでとは逆方向に走り去りました。
その後ろ姿を見ながら私は誓いました。
「殺してやる……」
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