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二口三口食べたあと……。
「ぺぺにあげる!」
(※ぺぺ=おばあちゃんちで飼っていた何でも食べる犬)
僕が考えた最後の手段だった。
エサ皿にサッとチャーハンを入れ、スッとぺぺに差し出して、その場を後にした。
しばらくして、ぺぺのところに行くと、一切減っていないチャーハンがあった。
この5歳児、なぜか逆ギレして、犬からチャーハンを取り上げ、すべて畑に埋めてしまった。
しかも、その後、「犬も食べないチャーハン」という噂が両親の耳に入ってしまい、10年以上もチャーハンについてバカにされ続けてきた。
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