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「それに…」
ひょいと口に入れた唐揚げをもぐもぐと食べながら。
「お義母さんに教わった味が俺たちの子供の味にもなるんだろ?」
と言う。
そっか…
そうだよね。
ん?
でも…
「直樹のお母さんの味は?違うの?」
と聞けば。
「お袋が料理できたら、お義母さんの生徒になんかなんねーし」
…そ、そっか。そういうことね。
クスクス笑いあって、お母さんの作ったごちそうで遅い夕食を2人で美味しい美味しいと言いながら食べた。
「じゃあ、満腹になったところで…熱望されてるし…子作り頑張ってみる?」
と言う旦那様。
適わないなぁ…
こうして、新婚の熱い夜は更けていきまた。
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