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私たち姉妹はお互いに名前で呼び合う仲のいい姉妹だった。
私はお姉ちゃんが大好きで、月花のすることなすこと全てが憧れだった。
そんな矢先の事故…
私は自分の半分をもぎ取られる気持ちだった…
月花がいなくなって…
私は目標みたいなものをなくしていた。
ただ毎日、なんとなくダラダラと与えられた生活を送って過ごしていた。
中学生になっても…
高校生になっても…
ただなんとなく友達と遊んで。
ただなんとなく彼氏と遊んで。
そのまま、親が決めたレールの上を歩いて行くんだと思っていた。それの方が楽だから。
大した興味もない大学に行って、群がる友達とただ笑い合って、言い寄ってくるカッコいい男がいたら、脚を開いて快感に溺れればいい。
その方が楽だから。
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