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ほとなくして私は直樹と付き合うことになった。
直樹の優しい笑顔が好き。
私を大事に扱ってくれるから好き…
でも…
そんな乙女を演じながら、私は娼婦のように、他の男に貫かれて乱れている 。
――――――最低…
月花に似た声が聞こえた気がした。
違うよ!月花!
わたし…わたしね…?
ガバッと起きあがると、隣では、昨日激しく抱き合った男が寝息をたてていた…
「何やってんだろ…私…」
はぁ…とため息を漏らして、薄暗い部屋を出る。
そんなこと繰り返してるから。
罰が当たったんだ…
これは…月花からの罰?
それもあるけど…神様が許してくれなかったんだね…
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