不良と少女1

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俺がそう結論付けていると俺の目の前に居る馬鹿は、また突拍子もない事を言い出した。 「おばあちゃんを燃やすって……殺人?!ちょーこぇー!証拠隠滅しちゃう感じか?!」 「…違う。」 「え?じゃ何?お婆ちゃん燃やしちゃう系なんでしょ?」 「お婆ちゃん自分で死んだ。」 「自殺かよ?!お婆ちゃんチョー悩んでた感じ?!んで燃やしちゃう感じか?!」 「……違う。」 「じゃー何だよー!お前の言いたい事チョーさっぱりじゃん!」 サッパリなのはテメェの頭ん中だろうが。 ……ったく面倒くせぇ。 こいつらの会話聞いてっと頭痛くなる……。 だいたいこのガキも言葉が足りねぇんだよ。 「おい、ガキ。」 俺は自分でも気が付かないうちに声をかけていた。 何声かけてんだ、俺。 ガキが此方を向く。 面倒ならほっとけばいい。 そしてガキはまたしっかりと俺を見てくる。 俺は面倒な事が死ぬほど嫌いだ。 そしてこのガキは面倒以外の何者でもない筈だ。 しかし何故だか、 目の前のガキは、放っておけなかった。
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