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† † † † † † † 「じゃ、シズ、よろしくな」 「うん」  護から携帯電話を手渡されて静は頷いた。期末テストなど、大きなテストの時は兄から携帯電話を預かる。どうも手元にあるといじってしまっていけないらしい。 「電源切っておくけどいい?」 「ああ、もう切ってあるよ。テスト終わるまでよろしくな」 「うん、任せて、お兄ちゃん」  静は笑って、大事な宝物のように護の携帯電話を胸に抱いた。 † † † † † † †  今回のテストに対して不満を言うのであれば、どうして週をまたぐのか、という事だ。そう護は考えている。テストの点がそこそこに収まるのはいつもの事だから仕方ないとして、日程はもう少し何とかならなかったのだろうか。
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