92人が本棚に入れています
本棚に追加
/106ページ
「皆さんにはこれから『鬼ごっこ』をしていただきます」
皆の発言を無視して話し始めた。
「ふざけんな!!」
「たちの悪いイタズラはこの程度にしとけよ!!」
「イタズラだなんて、とんでもない。」
少し小馬鹿にした様に言った。
「ただの鬼ごっこなんてつまらない物
要求するつもりはありません。」
「私達が求めているのは生と死を賭けた命がけの鬼ごっこです。
これから鬼ごっこの説明をします。」
鬼ごっこ……?
それもただの鬼ごっこじゃない…?
生と死を賭けた鬼ごっこだって……?
「馬鹿馬鹿しい!!」
俺が思っていた事を口にした男の人。
「付き合ってられない!!
俺は帰る!」
男の人は出口らしき扉に向かってズカズカと歩いていった。
*
最初のコメントを投稿しよう!