1変.俺と進学と変人達と

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「おーい、コーウ!!」 新学年初登校日、俺--吉野幸は寮を出て直ぐに声をかけられ振り向いた。 悠斗が駆け足で近付いてきていた。 松田悠斗 俺の小学校からの幼なじみであり、初めての変人の友人だ。 悠斗とは去年、同じクラスであったが、今年こそは違うクラスであれ!!と心から思う。 それにしてもコイツは顔が良いのに全くと言っていい程女子にモテない、理由は簡単。 「どうした俺の顔を見つめて?惚れたか?だが残念だったな、俺は幼女しか興味ないんだ、だから他を当たってくれ」 この様に悠斗は極度のロリコンなんだ。 「誰がお前に惚れるか、変態野郎」 そして、我ながらいつも後悔している何故こんな奴の友人に成ったのかと。 「その言葉、褒め言葉として受け取っておこう」 そして俺と悠斗は寮から歩いて10分の水瀬大学付属高等学校に向かって歩き始めた。
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