第2章

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だいきはずっと俺の後ろをちょこまか着いて来てた。 どんなに酷い事を言って突き放そうが。 だいきだけは笑顔で俺といのおくんに話かけてきてた。 そっから少しずつ俺もいのおくんも変わっていった。 ・・・・・・・はずだった。 俺は自分で言うのもなんなんだけど、まともになった。いのおくんも学園にいる時は普通の優等生で昔とか違った。 だけど、それは学園での顏。やっぱり家庭が上手くいかなくてみんなと別れたら喧嘩三昧。 その繰り返し。だからみんな気付かなかった。 たった1人を除いて。 だいきだけはいのおくんの変化に気付いたんだ。 .
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