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「てかさ名前が放送で流れたのに先生達に呼び出しくらったりしなかったのか?」
寛司はオレに質問
「担任の紀野にあの日聞いたんだ、どうしてオレだけ部活に強制入部しなくちゃいけないんですかって、そしたら「なに言ってんだお前、部活に入りたいのか?」って逆に質問されたんだ。」
「それってどういうことだ?」
「知るかよ、そのあと色んな先生に聞いたんだか「そんな放送は知らない」の一点張りだったよ」
「マジかよ…」
「あ、小津君、三組の女の子が呼んでるよ~」
オレと寛司が話ていると同じクラスの野田が声をかけてきた、相変わらず可愛い声だな。
「寛司少し待っててくれ」
「お前まさか...告白...」
「んな訳あるかぁ!!」
野田について行くとドアの前で緑色の髪の女の子が立っていた。
ウマくやりなよ!と言い野田はさっき話していた女子の方へ戻った。
もしかして...告白か...!?
「オ、オレが小津だけどようって何?」
「屋上来なさい」
「え!?(フラグ...!?)」
「何も言わず良いから来なさい!!」
彼女はオレの手を掴み屋上に繋がる階段を上がりそしてガンっと力いっぱいドアを足で開けた、昼休みから大分時間が経っていて他の生徒は誰も居ない
なんだこのゲーム的展開は...!?フラグなのか?神様これはフラグなのかい!?
「なんで…」
「!?」
余りに予想外な冷たい声だったのでオレは動揺を隠せない。
「アンタが、どうしてアンタがねごとの部員なのよっ!!」
「はぁ?」
彼女は怖い顔で胸ぐらを掴む、何も知らない奴がこの状況を見たらかつあげされてるみたいだ
動揺してオレは咄嗟に答える
「し、知るかよ!?オレだって好きで部員に選ばれた訳じゃない!」
必死に彼女に訴える、
「そんなの知ってるわよ!!私が言いたいのは何でアンタみたいな出来損ないがねごとの部員に選ばれたのかってこと!!」
告白されてもないのになんだこのふられたような気持ち...
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