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九曜学園の入学式の日、緊張しているせいかいつもより早く目が覚めた
三月に控えていた受験も終えオレは少しホッとした感じで親と入学式に来ている
これでオレも高校生の仲間入りか...
私立九曜学園この地域では有名な学校で偏差値は他の高校より少し高い、オレの家からは徒歩20分で着く。
バスだと10分も経たずに着いてしまう、この学園を受験した理由の一つでもある。そんな学園にオレは見事合格することができた。
まぁ運が良かったのか実力なのかは定かではない
体育館での入学式が終え、寛司がクラス分けが知りたいと言うからオレは寛司に引っ張られ一階の職員室前の廊下に張り出されていたクラス表を見に行くことにした。
「やっと職員室に着いたぁぁぁぁあ!!」
「そうだな、てか寛司はしゃぎすぎだよ...」
オレの横に居るのは在原寛司(アリワラカンジ)少し小柄で髪の色は茶色、瞳は栗色をしている。
入学式が終わった途端に制服のボタンを開けるとはさすがだ。
こいつとは小学校からの幼馴染みで家はオレの隣、そのうえ親同士の仲も良く中学の頃は毎日のように遊んでいた。
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