29人が本棚に入れています
本棚に追加
/25ページ
朝から漫才みたいな事をしていると突然耳に突っかかるような高音が聞こえた。
「なんだ今の、何かの放送か...」
寛司が問いかけてくるがオレに聞いても分からない、何なんだいったい。
どうやらスピーカーの音量が大きすぎてノイズが入ったらしい。
もしかして生徒は教室に戻りなさい的な放送なのだろうかさっきの音から十秒くらい経って誰かがマイクで喋り始めた。
「一年三組小津昂太(オヅコウタ)に連絡!」
大きな声で叫ぶように放送する、どうやら先生では無さそうだ。
それより何でオレの名前が...
その大きな声の主は少し間をとり続きを喋り出す。
「アンタを私たちの部活"ねごと"の部員にすることに決めたわ!二週間後に歓迎会を行うから三階の図書室の隣の部室まで来なさい!こなかった場合はアンタを即刻退学にする!良いわね。」
ねごと?歓迎会?退学?入学して間もないオレにとっては理解できなかった。
最初のコメントを投稿しよう!